※写真は15年ほど前の大島紬姿です。このときからパーソナルカラー(色)やパターン(柄)を考慮してスタイリングしていました。
上記の画像は【大島紬・似合わせ】のための、私の分析結果です。
私に似合う色は「温かみ(黄み)のある色・清色で明るめ~濃色」がキーワードになるのですが、
トーン:ディープ~ブライト
泥大島は、当時の私には色が重かったこと。
そして、このとき重厚感のある泥大島を自分自身に似合わせできるような柄がなかったこと、また帯などのコーディネート小物がなかったため、白大島を選びました。
そして、色(帯や帯締めなどの配色)の取り入れ方を工夫することで自分自身への似合わせをしました。
この内容は、
- 自分に似合う大島紬の色を知りたい
- 大島紬(の色)を選ぶときの参考にしたい
- 今持っている大島紬をもっと楽しみたい
という方へおすすめの記事です。
パーソナルスタイリスト視点での大島紬のスタイリング方法です。ファッションスタイリングの1つとして大島紬を楽しみたい方にぜひお伝えしたい内容です。
自分の顔色や特徴のタイプをチェックする
大島紬に限らず、ファッション・インテリアなどすべての色には傾向があります。
わたしたち人間もまた、顔の色や特徴に傾向があります。
その傾向を捉え、分析することで
自分自身の生まれ持った特徴には、どのような色が似合うか?
の傾向を読み取ることができます。
image map
大きな鏡の前で、自分自身の傾向をチェックし分析してみましょう。
そして、自分自身に似合う大島紬の色の傾向を確認してみてください。
※大島紬の色の傾向分析は以下の記事でご説明しています。
セルフチェック①【明るめ⇔暗め】の傾向を分析する
上記イメージマップの縦軸の分析です。
ご自身の顔の色みは、
- 明るめな色が似合うのか
- 暗めの柄が似合うのか
をみていきましょう。
「明るめ」の場合は左側にチェックを、
「暗め」の場合は右側にチェックをし、
それぞれのチェック個数の合計を書き出しましょう。
合計数をもとに、縦軸にマッピング(位置付け)をしていきましょう。
どちらも同じ個数の場合は真ん中。
どちらかに偏っていたら、該当する方向へ寄せます。
上記は筆者の傾向分析結果です。
セルフチェック②【黄み⇔青み】の傾向を分析する
上記イメージマップの横軸の分析です。
ご自身の顔には、
- 黄みをおびた色が似合うのか
- 青みをおびた色が似合うのか
をみていきましょう。
「黄み」の場合は左側にチェックを、
「青み」の場合は右側にチェックをし、
それぞれのチェック個数の合計を書き出しましょう。
合計数をもとに、横軸にマッピング(位置付け)をしていきましょう。
縦軸の位置を動かさないよう、横軸の方向へのみ動かします。
どちらも同じ個数の場合は真ん中。
どちらかに偏っていたら、該当する方向へ寄せます。
上記は筆者の傾向分析結果です。
セルフチェック③【抽象的⇔具象的】の傾向を分析する
このセルフチェックは、大島紬の「似合う分析」重要なポイントになってきます。
上記イメージマップの斜め軸の分析です。
ご自身の顔には、
- 穏やか、落ち着いた、やさしい配色が似合うのか
- きわだち、コントラスト、くっきりな配色が似合うのか
をみていきましょう。
「抽象的」の場合は左側にチェックを、
「具象的」の場合は右側にチェックをし、
それぞれのチェック個数の合計を書き出しましょう。
合計数をもとに、斜め軸にマッピング(位置付け)をしていきましょう。
縦軸と横軸の位置を動かさないよう、斜め軸の傾向を取り入れます。
どちらも同じ個数の場合は真ん中。
どちらかに偏っていたら、該当する方向へ寄せます。
上記は筆者の傾向分析結果です。筆者は縦横軸よりも斜め軸の「具象的」ポイントが最も重要な要素となる傾向を持ち合わせています。
セルフチェック④ 大島紬の柄mapと照らし合わせてみる
セルフチェック①②③の結果を、大島紬の柄分類をしたイメージマップに落とし込んでみました。
自分自身の傾向と同じ位置にあれば、
「その大島紬は似合う色の傾向に近い」ということになります。
もし、自分自身の傾向とは別の位置にある場合は、
コーディネートの工夫することで「似合わせ」を楽しんでみましょう。
※大島紬コーディネートの「色の似合わせ」ポイント(次の記事予定)
また、お手持ちの大島紬がどの傾向に当てはまるのかを確認をしてみることもできます。
※大島紬の柄分類方法
この内容は、あくまでも「似合う」をテーマとした大島紬の選び方です。大島紬の選び方は、それ以外にも様々あります。
ぜひ、選び方の1つとして楽しんでいただけると嬉しく思います。
パーソナルカラー理論について
上記の大島紬パーソナルカラー分類の内容は、
筆者が2006年より行っておりますパーソナルカラー&スタイリングの理論をもとに「大島紬」用に落とし込んだ分析です。
本来のパーソナルカラー(似合う色)理論は、
色を「色相・明度・彩度」という色の三属性に基づき分類をするものですが、
大島紬には「高明度・高彩度」の色属性をもつ作品が少ないため、
大島紬作品の色幅に合わせた分類をしております。