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■ 大島紬とは 大島紬スタイリング方法

初心者へおすすめ!大島紬に「合う帯・似合う帯」

大島紬に似合う帯を知るために、まずは着物の帯について基本をおさえておくと、
帯が選びやくなります。

着物の世界は奥深く複雑な部分も多いのですが、

  • 着物(格)としての「大島紬」に合う帯
  • ファッションコーディネートとしての「大島紬」に似合う帯

の両方の視点でまとめました。

「大島紬の初心者の方」や
「大島紬に似合う帯の選び方が分からない方」へおすすめの内容です。

秋葉

「合う帯」と「似合う帯」の違い。要チェックです!

着物の帯の基本 ~基本のキ~

和装には、着物や帯または小物にも「格」という概念があります。

「礼装着・略礼装着・外出着・街着(普段着・洒落着)」
というような順番になっています。

大島紬は「街着、普段着・洒落着~外出着」という、
日常的(頻繁に)に着用できる着物です。

上記の表は「公的なシーン」での着物のルールに基づいた一覧です。

プライベートシーンでは、とくに気にする必要はありませんが、
主役や主催者がいるパーティー(結婚式など)や、
華やかな公式的なパーティーなどにには、大島紬は不向きとされいますので、
念のため、確認をするのが大人の思いやりになるのではと思います。


(↑上記のような金や銀の糸が使用されている袋帯は、着物ルールでは、大島紬とは格が合わないため不向き)

 

※着物の格って何?なぜ大島紬は「普段着」?(次の記事予定)

 

 

着物と帯では「格」の順番が違う

着物の帯には、「織りの帯」と「染めの帯」がありますが、
着物自体の「織り着物」「染め着物」の格とは順番が異なります。

着物の場合
「染めの着物  > 織りの着物」
帯の場合
「染めの帯 < 織りの帯」
になります。

 

「織り」とは、先に糸を染めてから織り上げる(生地にする)こと。
「染め」とは、先に糸を織ってから(生地にしてから)色や柄をつけること。
※大島紬は「織りの着物」です。
秋葉
秋葉

大島紬に「織りの帯」を合わせると、よりフォーマルな着こなしになります。

帯の種類は大きく3種類

袋帯ふくろおび (礼装用に使用する事が多い)
  • 長さ:「4m30㎝~4m50cm」前後 (二重太鼓ができる)
  • 幅:八寸「30cm」前後
名古屋帯なごやおび (普段用に使用することが多い)
  • 長さ「3m60cm~3m80cm」前後(一重太鼓ができる)
  • 幅:八寸「30cm」前後
半幅帯はんはばおび (普段用、浴衣に使用することが多い)
  • 長さ「3m60cm~4m」前後
  • 幅:四寸「17cm」前後

 

秋葉

着物ルールでは、大島紬には「袋帯」は不適切と言われています。

 

 

 

帯の「柄の置き方」

着物の帯に対しての「柄の置き方」は、大きく3パターンあります。

「柄に置き方」によっての、大島紬に合うか否かの要素はありませんが、
帯を選びの際のポイントの1つになります。

 

全通柄ぜんつうがら帯全体に柄があるもの

六通柄ろくつうがら:帯全体の60%ほどに柄があるもの

お太鼓柄おたいこがらお太鼓部分と胴帯の前部分に柄があるもの

 (お太鼓とは、帯の結び方の名称。四角い形になる結び方)

 

秋葉

帯を巻き方や体型などにより、柄が出る部分が異なってきます。お太鼓柄の場合、無地の面積が多いため、
柄の出方を体に合わせる必要があります。

 

 

 

名古屋帯の「仕立ての種類」
名古屋帯の全体の仕立てには、大きく3種類あります。
(そのほかにも仕立て方はありますが、ここでは代表的な3つをあげます)
仕立て方によっての、大島紬に合うか否かの要素はありませんが、
着物を着る際の難易度に関わるため、帯選びの際のポイントの1つになります。
  • 名古屋仕立て:難易度 低 (幅出し不可)
    手先部分から胴部分まで、帯幅が半分に閉じられている。
  • 松葉仕立て:難易度 中 (幅出し可)
    手先部分の帯幅が半分に閉じられている。
  • 開き仕立て:難易度 高 (幅だし可)
    手先部分が開いた状態。

秋葉

帯を巻いたときの胴部分の幅は、身長や好みによって調整できると便利です。
松葉仕立てや開き仕立ての帯は、巻くときに幅の調整ができますが、名古屋仕立ては胴部分まで縫い付けられているため、帯幅の調整ができません。(巻き方で調整する方法もあります)

 

【大島紬×帯】結論から言うと「名古屋帯と半幅帯」

大島紬に合わせる帯に悩んだ場合、
まずはこの2つの種類を揃えることをオススメします。

 

一般的には「名古屋帯」

 

大島紬に最も似合うのは、名古屋帯なごやおびです。

帯幅が広いため、お太鼓や角出しなどシックな印象の結び方ができます。
また、飾り結びなどもボリュームが出るため華やかな印象に着こなすことも可能です。

大島紬の帯選びに悩んでいる方は、まずは汎用性の高い名古屋帯を選ぶといいでしょう。

  • 外出着、お洒落着の大島紬に使用できる帯として範囲が広い
  • 大島紬に似合う帯の種類が多い

また、「ちょっとしたお出かけのときにしか大島紬を着ない。(普段は着ない)」
という方も、まずは名古屋帯を揃えましょう。

 

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おすすめなのは「半幅帯」

大島紬を、
普段から着て楽しんでいる方は、半幅帯はんはばおびもオススメです。

帯幅が名古屋帯の半分(約15cm)のため、文庫など軽やかで若々しい印象になります。
普段用の帯のため、結び方のアレンジも自由度が高くオリジナリティー溢れる結び方を楽しむことができます。

  • 名古屋帯などの半分の幅のため、比較的帯結びがラクにできる
  • 帯結びが比較的自由。帯枕や帯揚げがなくても結べる方法も多い
  • お値段も比較的リーズナブルなので数や種類を多く揃えられ、コーディネートの幅が広がる。ちょっとしたお出かけのときには、浴衣にも使える半幅帯が大活躍します。

デメリットとしては、帯の幅出しができないため前帯部分の幅の調整ができません。
(帯の一巻めと二巻めを敢えてズラし、幅広に着こなす方もいらっしゃいます)

 

※ 自分に似合う帯の幅を見つけましょう(次の記事予定)
※「大島紬×半幅帯」コーディネート (次の記事予定)

 

避けたほうがいいのは「袋帯」

大島紬を着る際「袋帯ふくろおび」や丸帯は格が合わないため不適切とされています。

また、大島紬に最も似合う「名古屋帯」ですが、
その中でも「金銀糸入り」は、着物業界では不適切だとされています。

 

産地(奄美大島)では、成人式や冠婚葬祭に大島紬を着る習慣があります。
先祖から受け継いだ誇りある大島紬だからこそ「人生の節目で受け継がれた伝統を纏う」という素晴らしい習慣です。
もし島外(産地以外)の方が主役になるような慶事のシーンでは控えるか、
相手の方へ確認するといいでしょう。

 

 

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【大島紬に似合う名古屋帯】の「種類と選び方」

名古屋帯は、小紋・御召・紬など幅広く楽しめる帯ですが、
ここでは「大島紬」に似合う視点で、まとめています。

 

名古屋帯には、
端の仕立て方により「九寸名古屋帯」「八寸名古屋帯」の2種類がありますが、大島紬にはどちらも良く似合います。出来上がりの印象により、フォーマル度が異なります。

  • 九寸の名古屋帯
    幅は約30cm (仕立て前は35cm)
    端を折り曲げ(帯芯を入れ)形にした帯のため、二重に見えフォーマル度が少し高くなる。
  • 八寸の名古屋帯
    幅は約30cm
    端をかがった状態で形にする。もともとの生地が厚いためため帯芯は入れない。より軽やかな印象。

 

「合う帯」 着物と帯との格のバランスで選ぶ

大島紬と帯の「格」バランスを考慮すると、以下の帯がとくにおすすめです。

  • 西陣(織り)の帯
  • 博多(織り)の帯
  • 塩瀬(染め)の帯
但し、名古屋帯の中でも金銀糸が入っている帯は、大島紬との「格」バランスがズレるという観点では避けたほうがいいでしょう。

(筆者の大島紬×袋帯コーディネート。着物ルールの格では不釣り合いと言われていますが、
ファッションにおけるテキスタイル分析では「張りや光沢ある生地×ゴールド&シルバー」の相性はとても良いバランスだとされています。)

※帯の柄付けと着物柄との「格」バランス(次の記事予定)

 

「似合う帯」ファッションコーディネートで選ぶ

大島紬の生地の質感(テキスタイル)は「張りがあり光沢感のある着物」

この生地の質感に合う要素は、

  • 表面に凹凸感や陰影を感じられる生地感
  • 厚みやハリを感じられる生地感
  • インパクトのある生地感

がバランス良く似合います。

 

秋葉

大島紬は、生糸を使用した光沢感や高級感を与える生地のため、実は“素朴な素材感”を与える帯とのコーディネートバランスはさほど良くありません。

 

次の記事では、似合う帯の選び方についてお伝えいたします。

 

 

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