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運営事務局レポート 織元・職人インタビュー

本場奄美大島紬2020「織元」インタビュー&作品 ~前田紬工芸~

織元インタビュー・本場大島紬作品のご紹介

このたびの新型ウィルス感染防止により中止となりました催事「本場奄美大島紬展2020・結(Yui)~繋いで行く この技を未来に~」へ出展を予定していました奄美大島の大島紬織元さんへ、今回の展示会への思いや出展予定だった作品についてお話を伺ってまいりました。

前田紬工芸 (奄美大島) 前田 圭祐 氏

【事業内容】本場奄美大島紬製造・販売

【プロフィール】奄美生まれ
高校卒業後,奄美市にある大島紬工業技術指導センターにて大島紬の全工程を学び前田紬工芸に入社する。
近くの締めばた職人に技術を学びつつ締めばた職を開始する。
現在,父 前田豊成と共に柄の考案や新商品開発等に励む。
本場奄美大島紬協同組合青年部に所属し,平成30年2月25日本場大島紬 染色部門 締め加工の伝統工芸士に認定される 。

前田紬工芸の「本場大島紬」ご紹介

interview

Q, 本場奄美大島紬展2020「結」へは、どのような作品や思いで出展予定だったのでしょうか

大島紬発祥の地の「龍郷町」に店を昔から構えているので、 伝統的な龍郷柄・秋名バラを現代的にアレンジしたものが多く揃えました。

織れる人も少なくなってきている貴重な「西郷柄(赤尾木西郷)」や
黒地に藍色の「夏大島」など、奄美大島でもなかなか見かけることのない貴重なものも出展予定でした。
普段、着物屋さんの店頭にもなかなか並ばないような、貴重な柄も用意していました。

今回の(予定だった)展示会のような たくさんの織元さんが同時に出展をする機会は、産地の奄美大島でもなかなかない機会でしたので本当に残念でした。

Q, 前田紬工芸さんならではの「強み・こだわり」を教えてください

「引き算の法則」を大切にしています。
柄や色づかいをできるだけシンプルにし、
帯や帯締め・帯揚げなど、着る方のその日の気分でコーディネートを楽しんでいただけるような大島紬をつくっています。

Q, 前田氏が伝えたい「大島紬の魅力」とは

大島紬といえばやはり「絣(かすり)」だと思います。
この「締め機」をしてからの複雑な絣の技法は、 他では真似ができない本場大島紬ならではの技法だと思っています。

また、初めて大島紬に挑戦される方にはぜひ「泥大島」を着ていただきたいですね。

Q, 前田氏の「哲学(信念・理念)」とは

この仕事をさせていただいているからには、 後世に伝えていくつもりで生涯を通し続けていきたいと思っております。
子供のころから大島紬の仕事をする以外、考えたことがなかったので、 やはり好きだから続けられているのだと思います。

Q, 今回の展示会に出展する予定だった大島紬をぜひ拝見させてください。


前田圭祐氏セレクト!
前田紬工芸「本場大島紬」作品のご紹介


●龍郷柄二玉(十三算・一元絣)

伝統的な龍郷柄をあえて色を使わないことにより幅広い年代に着てもらえるように製作しました。
また、現在は少なくなっている「一元絣(ひともと絣)」の技法によりより風合いが増しています。
伝統柄をベースに現代的にアレンジした作品ですので、長く愛していただける1枚になると思います。

素材:正絹100%

作品のお問合せはこちらより

 


●オオタニワタリ(7マルキ・総絣)

奄美など南国の植物であるオオタニワタリ。この自然を「総絣(そうがすり)」で表現することにより立体的に伸びのある柄になりました。
大胆ながらも、曲線の美しい柄に仕上がりました。
素材:正絹100%

作品のお問合せはこちらより

 


●大輪 (7マルキ)

牡丹の花を絣による線で表現することにより大胆ながらも着姿にするとすっきり着こなせるような柄になりました。
シンプルな色づかいのため、帯や帯留め・帯揚げによって様々なコーディネートが楽しめます。
素材:正絹100%

作品のお問合せはこちらより

 


●夏龍郷柄 (7マルキ・夏大島)


(透け感があります)

今はあまり織れる職人がいないと言われている「縦横絣の夏大島」を更に難しいと言われている黒地に藍の絣で龍郷柄を表現しました。
今回一番の自信作となっており大変貴重な1枚です。夏大島は、単衣のお着物のように5月~9月くらいまで着ていただけます。
素材:正絹100%

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●桜道引き (7マルキ・総絣)

桜の花を道引き柄で表現しました。
総絣(そうがすり)という技法を使うことにより柄がよりはっきり浮き立っております。
素材:正絹100%

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●秋名バラ十六釜(十五半算)

今は希少になってしまった伝統的な「秋名バラ柄」を泥藍大島で表現しました。
広巾になっておりますので男性でもご着用頂けます。
素材:正絹100%

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●カツオ縞 (十五半算・一元絣)

シンプルな縞をあえて「一元絣(ひともとがすり)」で表現することにより粋ながらも柔らかい柄となっております。
モダンな着こなしがお好みの方へおすすめいたします。
素材:正絹100%

作品のお問合せはこちらより

 


●二色赤尾木 西郷柄(十三算)

通常 男物の絣の色は一色しか使用しませんが、あえて二色使うことにより奥行きのある色目になっております。
素材:正絹100%

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●グレー西郷柄(十三算・色大島)

伝統的な西郷柄をグレーで表現しました。今現在西郷柄を織れる職人も少なくなっておりますので大変貴重な1枚となっております。

作品のお問合せはこちらより

 

●変わり市松(7マルキ)

通常、白大島は白地に黒い絣を使用しますが、焦げ茶色の絣を使うことにより暖かみのある色目になっております。
一部に変形した市松柄を取り入れることで、より洗練されたデザインとなっております。
素材:正絹100%

作品のお問合せはこちらより

 

前田さん、ありがとうございました。

<インタビューを終えて>
普段から大島紬を着させていただく機会は多くありましたが、今回、作り手の方のお話をゆっくり伺うことで更に大島紬に愛着が湧いてきました。
貴重な体験をありがとうございました。

インタビュアー:泉 由紀子

 

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